Tunny V0.11 でのアップデートの紹介です。

ダウンロード

Tunny

UIレスの最適化モードの実装

これまで、最適化をUIなしで操作したいという要望を多くいただきました。今回のアップデートでそれに対応したBoneFishコンポーネントを実装しました。

動作の様子は以下です。

Start への入力が True になると最適化が実行されます。

Stopへの入力が True になるか、設定した試行回数、設定した経過時間になった際に最適化が停止します。

停止すると「All」にはすべての試行、「Best」にはパレートフロントの試行が出力されます。

tunny.mp4

このコンポーネントは最適化の設定を行うUIがついていません。最後に行った最適化の設定をそのまま使用します。最適化の設定を変更したい場合は、通常のTunnyの最適化コンポーネントからTunnyのUIを使用して変更してください。

上記の例は以下のファイルで実行できます。

optimization_without_ui.gh

カテゴリカル最適化に対応

NumberSliderを使った最適化では、暗に変数の距離を仮定しています。例えば「1,2,3,4」という変数は1+1は2になる、つまり1と2の距離は1であるということを使用して最適化を行っています。

一方で例えばトラス形状「ワーレントラス、ハウトラス、プラットトラス」の3つから選択する場合、これらの3つの距離は定かではありません。これをNumberSliderで変更してしまっては、うまく最適化できません。こういった最適化をカテゴリカルな最適化になります。

今回のアップデートでこの最適化に対応しました。NumberSliderではうまく動作できないので、Value Listを変数の入力にとれるようにしました。

Untitled

上記の例は以下のファイルで実行できます。

categorical_optimization.gh