Tunny V0.12.0 でのアップデートの紹介です。
コンポーネントに依存しない処理をメニューからも実行できるようにし、ユーザビリティを向上させました。
コンポーネントからのPythonのインストールがうまくいかなかった場合はこちらから再インストールの実行が可能です。
エラーで「no optuna」と出た場合などは試してください。
これまでは最小化問題しか解けませんでしたが、本バージョンから最大化か最小化かを選べるようになりました。なお指定しない場合はこれまで通りすべての目的関数で最小化となります。
方向の設定はConstruct Fish Attribute コンポーネントのDirectionの入力からできます。1 が最大化、-1 が最小化を意味します。入力は目的関数の数と同じとすると目的関数ごとに指定され、1つのみの入力の場合はすべての目的関数に同じ方向が設定されます。
以下の例では目的関数の1つ目と3つ目は最小化、2つ目が最大化となるような設定です。
総当たりを行う optuna の BruteForce サンプラーが使用可能になりました。このサンプラーを選んだ場合、すべての組み合わせを実行するか、設定した試行数または経過時間が過ぎると最適化が停止します。
すべての組み合わせを実行したい場合は試行回数などは大きな値を設定することをおすすめします。
BruteForceサンプラーの総当たりは重複のないランダムにサンプリングになります。
Thornton Tomasettiが開発したDesignExplorerに対応しました。これまであったOptuna-Dashboardはデータの分析に強みがありましたが、DesignExplorerはより形状の探索が行いやすい結果確認ツールになります。